【解説】LPICとは-インフラエンジニアの登竜門LPIC-

はじめに

こんにちは、イシコロです。今回はインフラエンジニアの登竜門、LPICについてご紹介いたします。ITパスポートがIT業界への入門資格だとするならば、LPICはインフラエンジニアの入門資格のひとつです。

私が知っているIT企業の多くも、このLPICについての資格取得を推奨しています。ぜひこの記事を読んで、LPICの知識を付けてくださいね。

ITパスポートについてはこちらの記事を参考にしてください。

この記事はこんなあなたにおすすめ

  • インフラエンジニアへの転職を考えている方
  • LPICがそもそも何か知りたい、わからない方
  • LPIC受験へのモチベーションが欲しい方

LPICとは – IT業界をリードする重要な資格

LPIC(Linux Professional Institute Certification)は、Linuxオペレーティングシステムに関する国際的に認められた資格です。Linuxは、サーバー、デスクトップ、モバイルデバイスで広く使用されているオープンソースのオペレーティングシステムです。この資格は、IT業界で働く専門家がLinuxシステムの管理や運用に関する広範な知識と技術を持っていることを証明します。

Linuxの資格を証明する資格はいくつかありますが、Linuxの資格=LPICと言って差し支えないほどグローバルスタンダードな資格となっています。

LPICのレベルと特徴

LPICには、初心者から上級者までを対象とした複数のレベルがあります。最も基本的なのはLPIC-1で、Linuxシステムのインストール、初期設定、基本的な運用やトラブルシューティングをカバーしています。LPIC-2とLPIC-3は、より高度な管理技術やネットワーキング、セキュリティなどに焦点を当てています。これらの資格は、Linuxシステム管理者やインフラエンジニアを目指す人々にとって重要なステップとなります。

詳細についてはLPIの公式サイトを確認してみてくださいね。

LPIの公式サイトはこちら

LPIC資格を取得するメリット

LPICの資格を取得するメリットはいくつかあります。ひとつずつ紹介していきましょう。

グローバルスタンダードなスキルを証明できる

Linuxは無償で利用できるオープンソースであることから世界中の技術者が使用するOSであり、ビジネスの中心に位置づける企業も少なくありません。

日本企業においても約7割の企業がLinuxOSを導入しているというデータもあり、日本市場においてもLinuxの知識は有用な技術者知識といえます。

また、海外のプロジェクトへの参画や海外で働きたいなど、国際的なキャリアを目指す際にも役立ちます。多国籍企業やグローバルなプロジェクトで働く機会を得ることができるかもしれません。

転職市場で有利になる

 前述したとおり、LPIC資格はLinuxシステムの管理と運用に関する専門知識を有していることを証明します。この資格を持つことは、あなたの履歴書に価値を加え、就職やキャリアアップの機会を拡大します。特に技術が急速に進化するIT業界において、このようなグローバルな公認資格は転職市場において価値をもたらします。

中でもLPIC-3の資格を所持していれば、IT企業への転職やIT企業内でのキャリアアップに直結します。

専門知識の向上

LPIC資格プログラムは、Linuxシステムの基礎から応用まで幅広くカバーしています。資格取得の過程で、Linuxシステムの設定、管理、セキュリティ、ネットワーキングなど、多岐にわたる知識とスキルを身につけることができます。特にLPIC-3においては専門的な知識が問われるため、Linuxの中でも特化したスキルを証明することに役立ちます。

このように、LPIC資格はIT業界への転職やIT業界でのキャリアを積み重ねる上で、非常に有効な資格と言えそうです。

LPIC資格取得のための学習方法

LPIC資格を取得するためには、専門的な知識と実践的なスキルが必要です。幸い、現在は多くの教材やオンラインコースが利用可能で、実機がなくても自宅で学習を進めることができます。

ただ、LPIC-3レベルになると実機の経験がない場合は少し難しく感じるかもしれません。机上の学習だけではなく、生きた知識としてのスキルの証明になるよう、実際にコマンドの入力や機器の動作を確認しながら学習することをオススメします。

まとめ

LPICは、世界中で使われているLinuxという幅広い分野でのキャリアを築くための基礎になります。LPICを通じて得られる知識と技術は、IT業界(特にITインフラ)での活躍に不可欠な知識です。IT業界やITインフラに興味があれば、ぜひLPICの学習を始めてみてくださいね。

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