【サクッと理解】瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

こんにちは、イシコロです。今回は、電通コピーライター荒木俊哉さん著の、「瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。」について解説します。

この本をおすすめしたい人

  • 言いたいことがあるのにうまく言葉にできない人
  • たまにはあの人から「あいつするどいな!?」と思われたい人
  • 言語化力を身に付けたい人

本の選定基準について

この本を書店でみつけたとき、イシコロ的には「ドキッ」とさせられてしまいました。ただ、なぜそう感じたのかわからない。

だけど、なんかハッとさせられる…

うーん、、、あ、これって「言語化できてないってことか!」となり、自分の言語化力の乏しさと、これは身に付けないとブログなんか書けないぞと思い購入しました。

タイトルにもある「言語化できる人」ってどんな人か、あなたは言語化できますか?

そんな、何気なく頭の中で「ふーん」と過ぎてしまう感覚に待ったをかけられるような一冊ですので、よければ参考にしてみてください。

著書の紹介

著書の概要とざっくり内容について記載します。

著書の概要

タイトル:瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。
著者:電通コピーライター 荒木俊哉
テーマ:スキルアップ・キャリア/自己啓発・マインド
発行所:SBクリエイティブ株式会社

著書のざっくり内容

言語化とはなにか。

それはつまり、「自分が感じたことを、相手が理解・共有できる言葉で表現すること」

著者は勤め先の電通において、世界三大広告賞ほか、国内外の賞を多数受賞している電通屈指のコピーライターです。

そんな著者の仕事は、文章の「伝え方」のプロであることに注目されがちですが、実際の仕事は「言語化」することから始まっています。

以外かもしれませんが、コピーライターが最初に取り組むことはクライアントの話を聞くことです。 そして、クライアントの「伝えたいこと」を「言語化するお手伝い」をしているのがコピーライターという仕事です。

「伝え方」が役に立つのはクライアントの「思い」を「言語化」してからになるので、「どう伝えるのか」は最後の工程であり全体の5%程度にしかすぎません。

つまり、仕事の95%は「言語化」の作業なのです。

そんな「言語化」のプロが、たった二つの道具(A4用紙とペン)で「言語化」を磨くメソッドをお伝えします。

【ポイント解説】イシコロ的ポイント

言語化できることはそんなに重要なのか

「言語化、言語化」というけれど、果たしてこの「言語化する力」は本当に必要なのでしょうか?本書ではこのように語られています。

では、「言語化」できることは重要なことのなのでしょうか?結論を言うと、この「言語化力」はビジネスパーソン必須の能力です。
「言語化」がうまくできなければ、会議の場で急に話を振られた際にうまく言葉にすることができず、「あっ、この人は何も考えていないな」「あの人は何が言いたいのかわからない」といった社会人として低く見積もられてしまうという恐れがあるからです。

本書では会議の一部分を取り出して、話を急に振られた人が何も答えることができず、「何も考えていない人」のレッテルを貼られてしまいました。

私も経験あるのですが、

「何か意見を言わなければいけないけれど、どう伝えたらいいのかわからない」

といった場面、仕事だけでなく生活のさまざまな面であると思います。

「なんていったらいいんだろう」が、なくなり「〇〇だと思います。理由は〇〇だからです」と端的に返答出来たら尊敬されそうですよね。

また、少し話が逸れますが昨今ChatGPTなどを代表とする生成AIなどを利用して仕事をするケースも着目されています。

まさにこの、生成AIに対しても「言語化」をして指示を与える必要があります。

ヒト対ヒトのコミュニケーションのみならず、ヒト対AIのコミュニケーションにおいても必須のスキルだと感じました。

「伝え方」を学んでも「言語化力」は身につかない

コミュニケーションを細分化すると「何を言うか」と「どう言うか」に分かれると本書で言われています。

ちまたではこの「伝え方」に関するテクニック本は世の中に多くありますよね。 たとえば、「伝え方」の例はこんな感じです。

  • 話の最初に「恐縮ですが」と付ける
  • 「勉強しなさい」より「一緒に勉強しよう」という
  • 「まるで〇〇」とたとえ話を出す

こういったことが、「伝え方」のスキルになります。
ただ、これは内容自体に変化はないので、あくまでも”受け手”の印象を操作したり相手を動かしたりすることが目的です。

しかし著者は、評価は「どう言うか」ではなく「何を言うか」で決まるといっています。

これについて、たしかにと感じる部分が多くありました。

私も会議やメールなどで「差し支えなければ~」とか「恐れ入りますが~」とかたくさんの枕詞を習得してきましたが、結局内容を磨くということをしていませんでした。

普段会議で寡黙なんだけれど、ボソッと言った言葉が刺さる瞬間ってありますよね。

それがどういう理屈なのかを理解できた気がしました。

結局「言語化力」を身に付けるのは何をすればいいの?

ここまでで「言語化力」を身に付けることがいかに重要なことか理解いただけたかと思います。

「言語化力」の磨き方の詳細な内容については本書の中身を確認いただきたいのですが、ざっくり説明すると下記のステップです。

  1. A4用紙コピー用紙を「縦に」使用する
  2. 一番上に問を大きく書いて四角で囲む(例:理想の上司に必要なことは?)
  3. メモを二分割して「思考」と「理由」に分ける
  4. まずは「思い浮かんだこと」を一行書いてみる
  5. 一行書いたことを芋づる式に深堀する
  6. 「思考」の最終行から「理由」を書き出す

これを1枚2分で、1日3枚実践することで「言語化力」を身に付けることができるそうです。

ちょっと文字で書いてしまうとイメージし辛いかもしれませんが、要するにメモ用紙とペンと準備含めて10分くらいあれば「言語化力」をメキメキ鍛えられるよって話です。

実は私も似たような方法で思考法をまとめていたのですが、二分割して思考を深堀していくところが新しいと感じました。

そしてこの方法について重要なのは、分割した下の段、つまり「理由」についてだそうです。ここはあなた自身が感じたことを言語化することになるので、ここを突き詰めていくと自分の言葉として言語化できている状態になります。

設定する「問い」については、仕事以外でも応用することができ、たとえば下記のような「問い」が挙げられます。

  • 自分は何をするのが得意(苦手)だったか
  • 一番の成功(失敗)体験は何か
  • 一番楽しかった旅行はどこか

問い自体は何でもよいらしいので、まずは取り組みやすい問いからトレーニングしてみることが継続の秘訣だと思いました。

まとめ

本記事では、荒木俊哉著の「瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。」について要点やイシコロ的ポイントを絞って解説しました。

最後になりますが、本書でも語られていたとおり「言語化力」を磨くことは「伝え方」を磨くことの何倍も難しいことだそうです。

ただ、「言語化力」は一生モノのスキルになりますし、「自分の言いたい意見をしっかり言語化できる」ということはどのような場面においても有用に働いてくれるとイシコロ的には思います。

あなたもイシコロと一緒に「言語化力」を磨いて、言いたいことを言いたいように伝えられるクールな大人になりましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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